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【看護師研修】どんな種類がある?|現場で役立つ学び方と東京都ナースプラザの研修を紹介

日々の業務の中で、「今の対応、本当に合っていたのだろうか」「いつの間にか自己流の変なクセがついていないか」と、ふと不安になることはありませんか?忙しさに追われて目の前のケアをこなすうちに、「これで大丈夫かな」という小さなモヤモヤを抱えたまま、次の対応にあたる人は少なくありません。

医療技術や制度、患者さんを取り巻く環境は日々変化しています。これまでの知識や技術を振り返り、新しい情報を学ぶことは、日々の看護を見直すきっかけにもなります。

看護師向けの研修には、院内研修や院外研修、オンライン研修などさまざまな選択肢があります。この記事では、研修の種類や選び方、参加するメリットを解説するとともに、東京都ナースプラザの研修内容や参加者の声をご紹介します。

【本記事における表記について】
記事内では便宜上「看護師」という言葉を使用していますが、保健師・助産師・准看護師などの看護職全般を対象として記載しています。

看護師に研修が必要な理由

「自分のケアはこれで合っているのだろうか」という不安の解消だけでなく、「現場で役立つ確かな知識をもう少し深めたい」と考える看護師も少なくありません。医療や看護を取り巻く環境が変化する中、日々の業務を振り返りながら、必要な知識や技術を学び続けることが大切です。

医療や看護を取り巻く環境は変化している

医療の現場では、新しい治療法や医療機器、感染症対策など、さまざまな情報が更新されています。看護師として働き始めたときに身につけた知識だけでなく、現在の医療現場で必要とされる知識を学び続けることも大切です。
すべてを一人で抱え込もうとする必要はありません。院内研修や外部研修などを活用し、自分の業務に必要なテーマから学んでいく方法があります。

日々の看護を振り返るきっかけになる

忙しく働いていると、「いつもこうしているから」と、知らないうちに自己流の方法が身についてしまうこともあります。研修であらためて基本的な知識や技術を確認することで、「なぜこの方法なのか」という根拠を振り返るきっかけになります。
日々の業務を離れて学ぶ時間をつくることは、自分の看護を客観的に見直す機会にもなるでしょう。

研修に参加することで得られるメリットがある

研修に参加することで得られるものは、知識や技術だけではありません。たとえば、

  • これまでの対応に「これでよかったんだ」という裏付けができ、自信を持って業務にあたれるようになる
  • 他施設の具体的な工夫や対応を聞くことで、自分の現場を振り返るヒントが得られる
  • 「聞くのが恥ずかしい」と感じていた基本的な疑問を、あらためて解消できる
  • 一人で抱えていた不安や悩みが、自分だけではないと分かり、気持ちが軽くなる
  • 新しい知識を得ることで、日々の業務に前向きに取り組めるようになる

といった、現在の仕事に直結する発見や学びは、その後の業務にも活かせるはずです。「今の仕事をもっと良くしたい」「苦手な分野を学び直したい」というところから、自分に合った研修を探してみるのもよいでしょう。

看護師向け研修にはどんな種類がある?

看護師向けの研修には、目的や受講方法によってさまざまな種類があります。

院内研修・院外研修

院内研修は、現在勤務している病院や施設などで行われる研修です。自分の職場で必要とされる知識や技術について学べるというメリットがあります。
一方、院外研修は、勤務先とは別の施設や団体が実施する研修です。外部の研修に参加することで、自施設とは異なる考え方や取り組みに触れられることがあります。また、普段の職場とは違う場所で働く看護師と交流できることも、院外研修ならではのメリットです。

目的に合わせて学べる知識・技術

看護師向けの研修には、日々の業務に必要な知識・技術を学ぶものから、特定の分野について専門的に学ぶものまで、さまざまな種類があります。
基本的な知識や技術をあらためて確認したり、今の業務で必要なテーマを深く学んだりすることで、日々の看護を見直すきっかけにもなります。また、これまで経験したことのない分野を学ぶことで、知識や技術の幅を広げることもできます。
「今の業務に役立つことを学びたい」「興味のある分野をもっと深く知りたい」など、自分の目的に合わせて研修を選ぶことが大切です。

オンライン・オンデマンド研修

オンラインで受講できる研修も、忙しい看護師にとって便利な選択肢です。
東京都ナースプラザの研修にも、オンライン・オンデマンドで各自受講できるものがあります。会場へ足を運ぶ時間を確保することが難しい場合は、こうした受講形式の研修を探してみるのもよいでしょう。

研修を選ぶときのポイント

今の自分に必要なテーマから選ぶ

研修を探すときは、日々の業務の中で「もう少し詳しく知りたい」「これで合っているかな」と気になっていることから選ぶのがおすすめです。
たとえば、心電図に苦手意識があるなら心電図の研修、患者さんの状態をより正確に把握したいならフィジカルアセスメントの研修というように、具体的な課題から選ぶと学んだことを現場で活かしやすくなります。

受講形式や日程を確認する

研修には、半日・1日・複数日で行われるものや、オンライン・オンデマンドで受講できるものがあります。
仕事や私生活との両立を考えながら、無理なく参加できる形式を選びましょう。

「学ぶ」だけでなく「交流できるか」にも注目する

研修を選ぶ際には、講義内容だけでなく、ほかの看護師と交流できる機会があるかどうかにも注目してみましょう。他施設で働く看護師の話を聞くことは新たな気付きにつながります。
「自分の職場ではこうしているけれど、ほかではどうしているのだろう?」そんな疑問を共有できることも、外部研修で学ぶメリットの一つです。

東京都ナースプラザの研修の特長

東京都ナースプラザは、東京都の委託を受けた公益社団法人東京都看護協会が運営しており、研修をはじめ、看護師の就業・定着や復職などの支援を行っています。
研修では、経験年数やテーマ、受講方法などに応じて、自分に合った内容を選ぶことができます。

現場で役立つ知識・技術を学べる

「今の仕事ですぐに役立つことを学びたい」「苦手な分野をあらためて勉強したい」という人にとって、具体的なテーマから研修を選べるのが特長です。
たとえば自分のケア・アセスメントが合っているか確認したい場合は、「臨床に活かすフィジカルアセスメント」という研修がぴったり。
また、緊急時や急変時の対応に自信を持ちたい場合は、「急変の兆候」「急変時の看護」という研修、現場の具体的な困りごとや専門ケアの正解を知りたい場合は「褥瘡ケアと創傷ケア -病院での対応-」「認知症の人とのコミュニケーション」「身体拘束を考えよう」などの研修がおすすめです。

経験年数に応じた研修も

東京都ナースプラザでは、2年目、3年目、5年目など、経験年数に応じた中堅職員研修も実施しています。
経験を重ねるにつれて、求められる役割や身につけたい知識・技術も変わっていきます。自分の経験年数や現在抱えている課題に合わせて、研修を探すことができます。

オンラインやオンデマンドで受講できる研修も

会場で行われる集合研修だけでなく、オンライン開催やオンデマンドで受講できる研修もあります。
2026年度のオンライン研修では、脳卒中、肺炎、がんなどの疾患をテーマにした内容から、「看護師のウェルビーイングを考える」「高齢者のスキンケアと褥瘡ケア」まで幅広い内容で実施。オンデマンドでは、「口腔ケア」や「薬の基礎知識」などのテーマを各自受講できます。
「研修を受けたいけれど、会場まで行く時間がない」という場合にも、自分の状況に合った受講方法を検討できます。

復職を目指す看護師向けの研修も

東京都ナースプラザでは、現在就業している看護師向けの研修だけでなく、離職中で東京都内への就職を希望する看護師を対象とした研修も実施しています。
たとえば病院体験コースでは、病院での体験を通じて再就業を考えることができ、3日コースや1日随時コースがあります。
現在働いている人だけでなく、「もう一度看護の仕事に戻りたい」と考えている人も、自分の状況に合った支援を探すことができます。

研修の実施場所・申し込み方法

対面で行われる「集合研修」の会場は、【東京都ナースプラザ】(新宿区)【ナースバンク立川】(立川市)の2箇所です。
研修への申し込みは、都道府県看護協会による無料職業紹介事業「eナースセンター」に登録後、東京都ナースプラザのサイトや郵便で行えます。

【リアルな声】研修を受けた看護師はどう感じた?

研修を選ぶとき、「実際に参加した人はどう感じたの?」という点も気になるところです。

東京都ナースプラザで実施された研修について、受講者アンケートを見てみましょう。

受講者の満足度は94〜100%!高評価の理由とは

2026年度に実施された

臨床に活かすフィジカルアセスメント
身体拘束を考えよう
認知症の人とのコミュニケーション
褥瘡ケアと創傷ケア -病院での対応-
看護に活かす血液検査結果の評価
急変時の看護
急変の兆候
などの研修参加者に実施したアンケートでは、「講義内容がわかりやすかったか」「ためになったか」といった質問に対し、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人の割合はいずれも94〜100%でした。

さらに、ほとんどの受講者が、研修で学んだ内容を今後の実践に活かせると回答しています。現場の第一線で活躍する専門家や経験豊富な講師陣による、実践的で分かりやすい講義は、「学んで終わり」ではなく、現場での実践につなげられる研修として受講者から高く評価されていることがうかがえます。

では、実際に参加した看護師は、どのようなところに学びや気付きを感じたのでしょうか。アンケートに寄せられた声の一部を紹介します。

▼自分のケアに自信がついた

「実際に実践してみることでたくさんの意見を聞けたし、実践したことで自信につながった。」(フィジカルアセスメント)

▼他の病院の取り組みがヒントになった

「講義もわかりやすかったし、グループワークを通じて他の病院の現状や取り組みを知ることができた。」(身体拘束や急変時の対応)

▼日々のモヤモヤが解消された

「現在勤務中の病院で対応に迷うことがあった為、勉強になりました。これから自分でも知識を深めたいと思います。」(認知症ケアや血液検査)

「知識」だけではない研修の価値

こうした感想から、受講者が研修から得ているものは、新しい知識や技術だけではないことが分かります。

「日々感じていた疑問が解消された」「学び直すことで自信につながった」といった声に加え、グループワークを通して他施設の取り組みを知ったり、ほかの看護師の考え方に触れたりしたことを評価する声も目立ちます。

一人で勉強するだけでは得にくい、同じ看護師同士で考え、意見を交わしながら学べることも、研修に参加するメリットの一つといえるでしょう。

研修は看護師同士が「学び合う場」にも

東京都ナースプラザの研修の魅力は、知識や技術を学ぶことだけではありません。研修という同じ目的を持った看護師が集まる場だからこそ、人との交流や情報交換から得られる学びもあります。

他施設の看護師から新しい視点を得られる

一つの職場で長く働いていると、その職場の方法や考え方が当たり前になっていることがあります。

院外研修でほかの施設の看護師と接することで、自施設とは異なる取り組みや考え方を知り、自分自身の看護を見つめ直すきっかけになることもあります。

講義で知識を得るだけでなく、参加者同士のやり取りから「そんな考え方もあるんだ」と気付けることも、外部で学ぶメリットの一つです。

同じ看護師だからこそ共有できることがある

患者さんへの対応や日々の業務、後輩への指導など、看護の仕事には専門職だからこそ感じる悩みや課題があります。

研修を通じて同じ看護師と出会うことで、自分と同じような悩みを持つ人がいると知ったり、ほかの人の経験からヒントを得たりすることもできます。

一人で勉強するだけでは得にくい、看護師同士で学び合うことも研修の価値の一つといえるでしょう。

次の「学びたい」につながるきっかけに

日々の仕事に追われていると、「勉強したい」と思っていても、なかなか行動に移せないこともあります。

まずは気になるテーマの研修を選び、参加してみることで、新しい知識に触れたり、ほかの看護師の話を聞いたりして、「もっとこの分野について知りたい」「明日からの看護に活かしたい」という次の学びにつながることもあります。

研修は、必要な知識や技術を身につけるだけでなく、看護師として学び続けるきっかけをつくる場としても活用できます。

自分に合った研修で、看護師として学び続けよう

日々の看護に必要な知識や技術をあらためて学んだり、最新の情報を取り入れたり、他施設の看護師と情報交換したりすることは、看護師として成長するための大切な学びです。
東京都ナースプラザでは、経験年数やテーマに応じた研修をはじめ、オンライン・オンデマンドで受講できる研修や、復職を目指す看護師向けの研修など、さまざまな学びの機会を用意しています。
研修は、知識や技術を身につけるだけでなく、同じ看護師と出会い、学び合い、自分自身の看護を見つめ直す場にもなります。まずは、今の自分が興味を持てるテーマから、参加できそうな研修を探してみませんか。

【FAQ】よくある質問

Q. 看護師向けの研修にはどんな種類がありますか?

看護師向けの研修には、勤務先で行われる院内研修のほか、外部の施設や団体が実施する院外研修、オンライン・オンデマンドで受講できる研修などがあります。
学べる内容も、日々の業務に必要な知識・技術を確認するものから、特定の分野について専門的に学ぶものまでさまざまです。今の業務で困っていることや、身につけたい知識・技術を整理して選ぶと、自分に合った研修を見つけやすくなります。

Q. どの研修を受ければいいか分からないときは?

まずは、日々の業務の中で「自信がない」「もう少し詳しく知りたい」と感じることを振り返ってみましょう。
たとえば、苦手な分野を学び直したい、基本的な知識・技術を確認したい、新しい分野について勉強したいなど、研修を受ける目的を明確にすることが研修選びの第一歩です。

Q. 忙しくても看護の勉強や研修を受けることはできますか?

集合研修だけでなく、オンラインやオンデマンドで受講できる研修もあります。勤務先や自宅などから受講できるものを選べば、仕事や私生活と両立しながら学ぶことも可能です。
まとまった勉強時間を確保するのが難しい場合は、自分の生活スタイルに合った受講方法から始めるのもよいでしょう。

Q. 経験年数が長くても研修を受けるメリットはありますか?

経験を積んだ看護師にとっても、研修はこれまで身につけてきた知識や技術を振り返る機会になります。
医療や看護を取り巻く環境は変化しているため、最新の情報を学んだり、普段の業務の根拠をあらためて確認したりすることも大切です。また、ほかの施設で働く看護師と交流することで、新しい視点や気付きを得られることもあります。

Q. ブランクがあっても参加できる研修はありますか?

東京都ナースプラザでは、現役の看護師向け研修だけでなく、離職中で東京都内への就職を希望する看護師を対象とした研修も実施しています。
ブランクによる知識・技術への不安がある場合は、復職に向けた研修や支援を活用するのも選択肢の一つです。

Q. 看護補助者を対象とした研修はありますか?

看護補助者として就業中の方や、東京都内で看護補助者としてお仕事を探している方を対象とした研修もご用意しています。

Q. 東京都ナースプラザの研修はどこで確認できますか?

こちらから、研修のテーマや開催時期、受講形式、対象者などを確認できます。

研修によって対象者や開催時期が異なるため、気になる研修を見つけたら、募集要項や参加条件を確認してから申し込みましょう。